沖縄戦終結66周年 苦難は未だに

(  初出 2011/6/23 )
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           (2006年:沖縄にて)

1945年6月23日は日米の沖縄での地上戦が終結した日とされています。
戦火を逃れて生き延びられた方も高齢になられて、沖縄だけに限らず
日本全体から「愚かな戦争」の記憶が薄れてきている事を危惧します。

今日も朝から沖縄の平和公園で家族ぐるみで墓参をされている姿が
テレビから流れていましたが、死没者への追悼が平和への祈りへ
向けられている事を感じずにはいられません。
今年、あらたに205人の名前が刻銘され24万1132人になったとか。
戦没者の方々には未だに遺骨もなく、死亡した場所すら判明しない方
もおられます。一家が全滅された場合は平和の礎(いしじ)に刻まれた
「名前」だけが生存されていた証になっているという方もおられるそうです。

そういえば
ACのコマーシャルでクローズアップされている詩がありました。

「『こころ』は だれにも見えない 
 けれど 『こころづかい』 は見える」
「『思い』 は見えない
 けれど 『思いやり』 はだれにでも見える」 *1


これは詩人宮澤章二の「行為の意味」からの一節です。
本文はネット検索されると解ると思いますが、共に

「人に対する積極的な行為なのだから」 
と文末にあります。

仏教では「回向」という考え方がありますが、亡くなった方を思いを
贈るという「祈り」という行為は、今生きている人への記憶(歴史)の
継承であり、また「他を尊ぶ」感謝の積極的な行為なのではない
でしょうか。

戦後日本は大復興を遂げ、平和が当たり前の時代になりました。
しかし沖縄では66年経てもなお、沖縄から奪われたままの土地が
存在し、県民の安全や平穏を脅かしています。
本土は平和かもしれませんが、沖縄での「平和」とはまだ過渡期なの
です。

先日、民主党首相鳩山が壊した米軍基地縮小のプロセスの一端で
もある海兵隊基地移転問題を「2014年の移転断念」とし次のステップを
進めることが日米での協議で話し合われたそうです。

※米、「目に見える進展」要請=普天間、議会の不満強調―2プラス2


これじゃなにも進展していませんよね。逆に後退しました。
日米がギクシャクした事で、日本が軽視されている事は中国・韓国・ロシア
等の近隣国からの領土問題の扱いにハッキリでています。

今日行われた沖縄戦没者慰霊祭で仲井間知事は同席した菅直人の
目の前でこのようにスピーチをしました。

「基地負担の大幅な軽減と、危険な普天間飛行場を一日も早く
 県外に移設することを日米両政府に強く訴えていく」


日本政府・本土の国民は、「沖縄」にどのように“積極的な行為”を
示すことが出来るでしょうか。

先ほどの「詩」のしめくくりにはこうあります。

○ あたたかい心が あたたかい行為になり
  やさしい思いが やさしい行為になるとき
  「心」も「思い」も初めて美しく生きる
   それは 人が人として生きることだ
 
  ~結実の季節の章より~ *1


「行為」のない政治なんて死んでいる
「行為」がおこせない宗教も死んでいる

口先だけの「思い」や「心」なんて、
        もう必要ないと思いませんか?


(参考文献)
※1:宮澤章二(みやざわしょうじ)著 
 行為の意味―青春前期のきみたちに :ごま書房新社

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