【心理】組織離脱は「ニュートラル」思考に不可欠か 2

( 初出 2011/6/07 )

ところで、「組織の離脱は「ニュートラル」思考に不可欠か 1」で紹介
した「傍目(岡目)八目」の話題は、囲碁を実際に打たれる人からすれば
どうなのでしょうか? 観客の方が正確に状況判断ができている
のでしょうか?
ある囲碁関係の方のサイトには以下のようにあります。

※観戦者が、他人の打っている碁について、対局者以上に良く理解して
いたり、読みが深いと思いますか?
私の答えは NO です。とんでもない話です。ある人がプロの場合は対局者
の方が深く読んでいるといいました。でも、それは違います。
アマだって対局者の方が深く読んでいるものなのです。
では、局後の検討で、観戦者が対局者の読んでなかった手を指摘するのは
、なぜか? それは次の様な理由だと思います。
100の変化があるとして、対局者は90考え、観戦者は50のことを考える。
観戦者が、対局者の読みにないことを指摘するのは、たまたま、対局者が
読まなかった10の中に、観戦者の読みがあっただけなのです。
(参考リンク)

http://www5.plala.or.jp/hasebehp/igk/igok_okame.htm

---------------------

ちょっとわかりにくかったでしょうか。
「たまたま」他人が考え出した「答え」と自分の「答え」が合致すると、
「予測が当たった」と認知し、その予測は他者が「結果」を出す前から
予測していたと強く思い込む。
これも小野さんの指摘された「バイアス」の一種です。
「後付けバイアス」と言います。
自分にとって都合の良い「結論」を導くために、ある「事実(結果)」を根拠に
して、優位性を主張する という手法は意外にビジネスや宗教なんかでも
使われてますよね。

相手の目の前に「結果」があるので、その主張を信じてしまいがちです。
似非宗教の「予言」や、悪徳商法の疑似科学、ネット上のデマなどは
巧妙に人間の「心理」を逆手に取って、警戒心を下げさせてだまそうとして
いるのです。

こういった認知の「バイアス」を「軽減」させるには、
「起こりえたかもしれない別の事象」を検討することが有効なのだそうです。


自動車教習所で習いませんでしたか? 「かもしれない運転」
(参考リンク: http://www.safety1.biz/kiken.html 

まさか「車」を運転しなくなった人こそが、運転手よりも「正しい思考(予測)」
ができるなんて人いませんよね(笑)

実は判断を「より偏らない」方法をとるには、心理的な立ち位置やリアルな立場
を問題視するのではなく、「複数の可能性」を考え比較しないといけないのです。
その確認作業こそが「検討」なのです。
特に専門的な分野などでは「ある程度の専門知識」や「経験値」がなければ
多数の可能性から答えを導き出すことなんて無理です。「検討」するための
確固とした判断基準がないのですから。

結論から言えば、集団の中では正常な判断ができず、「個」としての立場を
保つ事が「中立(ニュートラル)」であり正常な判断ができるというのは
ただの「方法論」に過ぎないのです。
むしろ「立場上の中立」であろうとすることこそ、混乱を招く原因になりえる。

現在の民主党政権のスピード感も緊迫感のない復興対策の根本原因は
「実情をしっている関係者」を「中立ではない」とみなし、排除し、にわか仕立ての
第三者機関なるものに政治判断をまかせているからだと私は強く思います。
スポンサーサイト
プロフィール

あべひ

Author:あべひ
「魅惑的な人々」FC2ブログへようこそ!
ご意見や感想は適当な場所でどうぞ

ブログランキングへのタグ
ボタンをクリックするとブログ村に移動しポイントが加算されます。
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
検索フォーム
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
RSSリンクの表示
アクセスカウンター
無料 無料 無料
ブログ村記事ランキング
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

QRコード
QR
アクセス解析