努力回避地  Effort haven

富裕層が所得の税金の支払いを軽減する方策として、
各国の優遇税制を活用するタックスヘイブン(租税回避地)
を利用している証拠となる名簿、いわゆるパナマ文書が
公開され話題になっている。

国外での所得を無税としている国、会社の設立が無税といった
複数の租税回避地に利益を経由させることで、収入にかかる
税金をより安くすることができるのだそうだ。

この方法は国際法として規制されているわけでもなく、
税制はその国の主権に関わることであるため、仮に自国が得られる
利益が他国に流出していたとしても、やりかたそのものは罪には
問えないのが実情だ。

なにが問題なのかというと、自国の企業から得られる税金が少なく
なれば、減った税収を国民が負担しなければならなくなることだ。
わずかばかりの富裕層が税金をおさめない代わりに、それ以外の
中流層から貧困層にいたるまでの国民が税金の減収分を負担する
のだから、社会的道義的に問題だ。納税は国民の義務だからである。

パナマ文書とは税金逃れをしている大企業や富裕層がパナマの法律
事務所を介し実態のないペーパーカンパニーを設立したことが
記されている、いわば顧客名簿のことなのだ。

近年日本も海外への送金に法的規制をかける法律ができたそうだが
金融のネットワークが世界規模になっている以上、一・二カ国の
法規制だけでは防ぎきれず、国際的なルールを作り資金の流れを
監視できるようにすることが望まれる。

さて、
ネットをつかって「架空の組織」を作り、自己の所属組織が
関与が出来ない状況を逆手にとって、現場の貴重な人材を
「架空の組織」に流出させ育成を試みようという行為が、
一部自称学会員の手によって行われている。

宗教活動は、本来、実際に自分の足をつかった行動(修行)によって
自らと他者を救うことが目的であるといえる。
創価学会の場合、具体的な宗教活動といえば、勤行唱題と座談会の
開催そして家庭訪問という能動的活動に集約されるだろう。
もちろん、これらの活動は「弘教」が最終目的だ。

ところが、ネットの架空組織で行われている、唱題会や座談会と
いった通常の学会活動の名を借りた「 信心イベント 」は部屋から
一歩も出ず誰にも会わず、活動に出向く努力を回避した状態でも
お題目を唱えているだけで「活動」として成立することになる。
信心イベントは「弘教」が目的ではない。
イベントに興じ、弘教をすることもなく会合に顔を出さずとも
自分だけの信仰をしていることを報告するだけで喜ばれるからだ。

視点を変えてみる。

創価学会員さんである以上、身近に自分が所属する組織も活躍する
社会環境も存在するのだが、ネット信心イベントグループという
架空の組織は、それらになんの恩恵ももたらさない。
いかに創価学会とて、弘教に邁進できる人材は現場に一人でも多い
ほうが良いに決まっている。
だが、架空組織に取られてしまった人材の活動は、リアルでの他の
誰かが補う事となるわけだ。

楽(トク)をした一部の人間の為に、それ以外の多くの誰かが犠牲に
なるという構図は、資産家が、タックスヘイブンを使って国の繁栄に
寄与しないのと同じだ。
つまり、ネットの信心サークルは 現場貢献の「努力回避地」と化し
ているといえるのではないだろうか。

明確なルール違反とまではいかないが、社会的・道義的に問題がある
と考える人がいてもおかしくないだろう。

納税は義務だが、信仰は権利という側面がある。
だからこそ、権利は一人一人が守らなければならないはずだ。
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