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受賞取り消し事件と「いじめ」問題

過日、黒石市における写真コンテストの受賞取り消しが話題
になっていた。

アメブロで「いじめ問題」に取り組んでおられる尾木ママさんの
ブログを拝見しているのだが、書き込まれるコメントも含めて
感じたのは「いじめ」をなくしたいという多くの方の切なる思い
と、責任追求という問題が合成されたとき、いとも簡単に
騒動が拡大し拡散されていしまうという恐ろしさだ。

マスコミでいきさつに関しあまり詳しく報道されていないのも
問題だが、あらためて考えてみるに今回受賞取り消しで問題
になったのは「祭りの趣旨にそぐわない」という黒石市側の
コメントであり、それが一人歩きし感情的になってるように
おもえてならない。 そんなに、おかしなことだろうか。

もうすこし詳しく説明してみたい。
“黒石市の観光協会”が毎年ご当地の写真コンテストを募集
しており、今年もそのエントリーシートがHPに掲載されているので
みていただきたい。
「黒石よされ写真コンテスト」
http://kuroishi.or.jp/event/summer/kuroishiyosare/yosare_photoco
n 

お祭りの期間中に撮影され、応募されたものの
中から、審査をされ受賞が決まるとともに作品の
権利を黒石市に委ねる事が記載されているのが
確認できるのではないだろうか。
主催は黒石観光協会であることが明記されて
いるので、受賞作品は報道されるとともに広報誌や
HP、またイメージポスターなどにもされる可能性が高い
だろう。
また審査は主催者側を通じ第三者も含めた審査会に
よって行われるのが一般的だ。
この手のコンテストはお祭りを盛り上げる一環として
どこでもおこなわれているものだといえる。

ここで一般的なこととして知っておかなければならないのは
一般的な写真展の場合、受賞をするのはあくまで「撮影者」
であってモデルではないというごくあたりまえの事だ。
ちょうど良いタイミングで、弁護士ドットコムが写真家が
撮影した作品についての「著作権」についての記事がある
のでこちらもリンクに貼っておきたい。

学校行事で「プロカメラマン」が撮影した写真
購入後の著作権はどうなるの
https://www.bengo4.com/houmu/17/n_5214/
  

詳しい説明は省略させていただくが、プロアマ問わず、
撮影された作品の権利は「撮影者」に属する。
この考え方が基本的にあるため写真コンテストの入賞者は
作品および著作権等の移譲をすることが条件になっているのだ。

今回、黒石氏で受賞を取り消されたのはあくまで「撮影者」であり
その場合「著作権」は撮影者に属したままという事となる。
また、撮影されたのは「祭り」のテーマにそったものであることは
明白だが、つい最近(8月)いじめによって自殺してしまった未成年者
の「遺影」となってしまった状況を考えれば観光協会、および黒石市
が「著作権」を有しイベント用にその作品を使うのは、遺族感情も
配慮し道義的にも「趣旨にそぐわない」と判断しなおしたことが
考えられる。

ところがマスコミ報道では、写真コンテストと受賞作品ありかたを
一切説明しないまま『いじめ自殺の少女写真ふさわしくない』
(実際にはこんな表現はされていない)
『少女の家族は「バカにされたような気がした』等、行政側の
酷い仕打ちであるかのように報じたものだから、かなりの
騒動となってしまったのだ。
事実、尾木先生のブログに限らずネットでみかけた多くの
反応は、これらの報道に影響を受けていることが読み取れる
内容ばかりだ。

後に、黒石市は取り消しを撤回し市長賞受賞作品を再度おなじ
作品に与えたことは報道されているのでご存じの方も多いだろう。
黒石市は毎年「黒石よされ写真コンテスト」の受賞作品をネットでも
公開しているし、今年の受賞作品も閲覧することができる。
該当リンク
http://kuroishi.or.jp/event/summer/kuroishiyosare/kuroishiyosaresnap/yosaresnapphoto2016

黒石市長賞の写真には
“『姫が舞う』”遺族提供
(撮影者の希望により遺族の方に版権が譲渡されました)
と明記されている。

結果論かもしれないが、一度、受賞が取り消しになったことで
「撮影者」が著作権を遺族に譲渡できるようになり、遺族の方は
直接「黒石市長賞」を受賞することができたのだ。 


いまだに黒石市のこの対応を「ことなかれ主義」だとか批判する向き
もあるようだが、もし写真コンテストの主催者側が最初から市長賞を
「撮影者」に与えていれば、遺族が栄誉を貰う事もなかったであろうし
、遺族が遺影として画像を自由につかうことができないままだった
のではないかと思う。 
また、後々に
「自殺した子供の画像を関係者である行政側が使うのは不謹慎では
ないか」といった批判をうけて黒石市側が公開や使用ができなくなった
可能性だってある。

拙は黒石市側の説明不足があった感はいなめないものの、
「いじめ問題」と今回の「受賞」に関する件を、ことさら関連づけ
クローズアップしたマスコミの報道のやりかたは鼻持ちならない。
マスコミは「いじめ」問題に真正面から取り組み解決するつもり
などないのだから。














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