進化論が示したもの:菊川さんの錯誤 創価の森ウォッチ51

( 初出 2012/8/12 )
菊川さんの書評にゆゆしき錯誤がありました。

※ダーウィンの進化論
(略)
先日、私は、ダーウィンの“種の起源”を読んだ。
ダーウィンは繰り返し述べていた。
「環境の変化に適応できない生物は絶滅する」と。
ガラパゴス諸島のように、“環境が変わらない島”であれば進化の必要も
ないが、今、経済はグローバル化し、新しい商品が次々に生まれは消えて
いく時代である。
旧態依然としていては生き残ることはできない。
従来の考えで、単に真面目にコツコツだけではだめ。
勝つための智慧と熱意の継続が欠かせない。
私ぐらいの年齢になると、そのような社会の現実が見えて、つくづく
「普通に生きる」ことのむずかしさを感じる。
会社も会社員も同じだと思います。


(以上)
http://megalodon.jp/2012-0713-1733-45/sokanomori.exblog.jp/18215187/

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8/12日現在「環境の変化に適応できない生物は絶滅」というキーワードで検索すると
80万件の5位6位に菊川さんのブログが表示されます。
それも「創価」の看板をしょったままです。

私はこの書評をみて、菊川さんの発想があのナチスの人種廃絶主義や
強者の論理とも言われる帝国主義の元になった「社会進化論」とまったく
同じ発想である事に薄ら寒さを覚えました。

「社会進化論」はイギリスの社会学者スペンサーが提言した、社会も進化するという
ダーウィンの進化論の曲解。
文明の進んだ国が後進国を支配するのは社会的進化だという発想。
ダーウィンは「種の起源」において

「地球上の生き物はすべて、生き残るチャンスを求めて進化していく。
 最も強いものや最も賢いものが生き残るのではない。
 最も変化に適応したものが生き残る」と結論したまで。
あくまで「生き物(個体)」の可能性の話であり、また生き残れないという趣旨の
「絶滅」を示唆したものではないです。 むしろその逆。 
単純にいえば“種は多様性をもって存在しつづける”という事ではないですか。
仏法でいえば「妙」にあたるでしょうか。

これを「社会・環境」にあてはめちゃったのがスペンサー。
ダーウィンはスペンサーの社会進化論を真っ向から否定している事を
ご存じないようです。

ブログを読んでみると菊川氏は経営セミナーでも受けられたのでしょうか。
※先日、ある経営者のスピーチを聞いた。
「世の中は急変しています。今年は大丈夫でも、2年後、3年後となると、誰も分からない」
※その経営者は、経済がいかに「弱肉強食であるか」を熱弁した。
※会社も会社員も同じだと思います。会社は世間で淘汰され、会社員は会社の中で淘汰される。


等々、物騒きわまりない言葉を使って「進化論」をなぞっているかのように見えます。

淘汰とは、不必要なもの、不適当なものを除・き・去・る・ことであり、会社や会社員といった
サービスを提供する役割の存続は「取り除かれる」という表現は適しません。

失敗する多くの会社は負債を抱え(資金繰りが悪化して)倒産するわけですし、それは
需要予測を誤って投資したからだともいえます。社会が淘汰をするといえるのは
違法企業などです。
また社員も需要と供給のバランスの問題であり、失業=会社から淘汰という発想は
なじみません。

創価学会ではむしろ菊川さんや世界が翻弄されている勝者がいれば敗者がいるのは当然
というゼロサムゲームの「経済競争」よりも、
「他のためにし、他を益しつつ自己も益する」人道的競争を推奨しています。
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