ひらがな御書計画と法律:創価の森ウォッチ60

( 初出 2012/11/28 )
菊川広幸さんのブログの記事を拝見するに、視覚障がい者さんのアドバイスをうけつつ
創価学会版御書をベースにひらがな御書のデータを構築されている模様です。

千ときひろ対話 9 <さらなる工夫>
http://megalodon.jp/2012-1127-1221-22/sokanomori.exblog.jp/18921000/

千ときひろ対話 8 <千早さんのちから>
http://megalodon.jp/2012-1127-1218-05/sokanomori.exblog.jp/18920959/



詳しく読み込んでみると、ひらがな御書計画・目的と手段の取り違え【内】創価の森ウォッチ59
で述べたように千早さんと菊川さんは「どのようにすれば違和感なく再生できるか」という
手段に時間を割いて御書を「ひらがな」にするという目的が後回しになっているようです。

また菊川広幸さんは、千早さんのアドバイスや詳細な指摘を元に「ひらがな御書」計画を
すすめている状態なので、いわば千早さんという発案者(依頼者)に技術者として対応
しているという状況になっています。
やはり
※譬えるなら、ひらがな御書という荷台があり、先頭を私がけん引し、荷台の後ろを
 千早さんが押しているようなもの
(千里の道も一歩から  11/2記事より抜粋)


と菊川さん自らが自讃されるには違和感があります。

さて私が 【内】創価のブログ:ネットでの共同作業について 創価の森ウオッチ57 で
主張させていただいた
◎「共同」をされるのであれば細心の配慮が必要となってきます。
には「法律的な問題」も含まれている事を追記しておきたいと思います。

お世話になっている富士宮ボーイ掲示板にマグマグさんが以下のように書き込まれました。

※要するに、自ら不明な著作権の問題を無視し、氏が作成した「ひらがな御書」は、
 原文と別の創作物であると言いたい。が、矛盾したことに、原典は御書に違いないのだ

【研究報告】菊川版ひらがな御書、欠陥への改良提案(その二)。

投稿者:マグマグ 投稿日:2012-11-25  より抜粋。

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私も、創価学会(聖教新聞社)が出版する書籍を「障がい者」さんの為にという目的で
どこまで、またどのようにネットで公開することができるのかを
調べてみました。

結論からいいますと、本文となる御書の御文そのものには著作権は存在しませんが
御書はその御文を取捨選択し書籍にまとめているので、百科事典・辞書のように
「編集著作権」が存在します。
また創価学会版御書は公表、販売する折りに校訂もされているので、その校訂者
への権利も存在する事が考えられます。

創価学会版御書を元・に・して「主要な部分」、または「全文」をひらがな等に
変換(編集)してしまうと「編集著作権」の侵害となる恐れがあります。
創価学会版の御書を元に「部分」を書き出したりする事自体は問題ないようです。

ただしそれには「引用と転載」のルールや、障がい者さんの利便性を高める目的
であってもむやみに「ネットで公開」する事には制限があります。

※これらの新聞や雑誌の記事、又は百科事典の解説をそのまま利用する場合には、
 それぞれの著作権(複製権、21条)が働きますから、著作権者の許諾を得ること
 が必要となります。

コピライトQ&A(著作権相談から)
http://www.cric.or.jp/qa/sodan/sodan2_qa.html


「そのまま」というのは、ひらがな下し文にしても内容が同じであれば同様であると解釈
されるでしょう。
ある海外の文章著作物を日本語に翻訳する場合に無許可ではできないのと
おなじ事です。
ちなみに現在創価学会版御書の著作権を管理しているのは聖教新聞社とおもわれます。

大白蓮華や聖教新聞の記事をそのままブログ等でネット配信している人が
おられますが、実際には菊川さん以上に「複製権」を侵害している事になります。

また千早さんは千早さんは贈呈された菊川ブログ本を「読書ボランティア」さんに
読んでもらうのだそうですが、そういったボランティアを利用できるのならば
現場の健常者の学会員さんに御書を拝読してもらうとかも考えられますね。

「視覚障がい」の方の為に行える著作物の複製等の権利の考え方は

※図書館の障害者サービスにおける著作権法第37条第3項に基づく
 著作物の複製等に関するガイドライン
http://www.jla.or.jp/portals/0/html/20100218.html


が参考になると思います。

ちなみにこのガイドラインが出来たのは2010年2月ですから、つい最近の事です。
インターネットでの配布や電磁記録といった方法が容易になった事から
改正著作権法に基づき(第三十七条第三項:障害者のための著作物利用)
権利制限の範囲が拡大された事によります。

(以下文化庁HPより)

■  障害者のための著作物利用に係る権利制限の範囲の拡大

 障害者のための著作物利用について,権利制限の範囲が,次のとおり拡大
されました。
(法第37条第3項,法第37条の2,令第2条,令第2条の2,規則第2条の2関係)

 [1] 障害の種類を限定せず,視覚や聴覚による表現の認識に障害のある者を
   対象とすること

 [2] デジタル録音図書の作成,映画や放送番組の字幕の付与,手話翻訳など
  ,障害者が必要とする幅広い方式での複製等を可能とすること

 [3] 障害者福祉に関する事業を行う者で政令で定める者(視聴覚障害者情報提
 供施設や大学図書館等を設置して障害者のための情報提供事業を行う者や,障害者
 のための情報提供事業を行う法人等のうち文化庁長官が定める者)であれば,
 それらの作成を可能とすること

 ただし,著作権者又はその許諾を受けた者が,その障害者が必要とする方式の
 著作物を広く提供している場合には,権利制限の対象外となります。

http://www.bunka.go.jp/chosakuken/21_houkaisei.html

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障がい者さんの為のボランティアという目的は「書籍をなんでもネットに公開できる」と
いう権利が保障されているわけではないことを閲覧の皆さんも留意してくださいね。

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