ネットで信者を勧誘する宗教団体

( 初出 2011/9/02 :元題 ネットで信者を勧誘する教団 )

社会総合 - エキサイトニュース

ダミーサークルで信者を勧誘する教団と、それにハマる市民はなぜ生まれる?
という記事があったので一読してみました。
実は前編もあるのですが、さておいて、オウムの残党であるアーレフは
社会を恐怖に陥れた過去に縛られGREEやmixiなどで、ヨガや潜在意識で能力を開花させる
といった、ダミーサークルを作って「信者を勧誘」しているという話からはじまり
なぜそれにハマる人がいるのかという考証です。

たしかに普通の人からすると、あの麻原をいまでも崇拝しているアーレフになぜ?と思われる
でしょうね。
元オウム幹部の野田氏も証言しているように、最初は麻原は尊崇の対象などではなく
組織が大きくなるにつれて「カリスマ化」したようです。
これは社会心理学でいうところの 「内集団バイアス」 という集団内での心理変化が
もたらしている「課程」だといえるでしょう。
これは別に宗教にかぎった事ではありません。
個人的欲求としての「たりない部分」「不満」を補ってくれる他者の存在はその同調者が多くなるほど
「孤独感」が解消し心の安定を得る事ができます。


ブログでも賛同者のコメントやアクセスの多寡は「個性を認められた」と考える人がすくなく
ありません。
しかしある一定数の集団になってくると当然いろいろな主張がかみ合ってこない部分が出てきます。
自発的に発生した集団をある場所に引き止めるために使われる手段の一つが「カリスマ化」の
手法なのです。
個人がそれぞれに連帯責任をもつよりも「誰かの指示」に沿ったり言われた事をこなしていけば
楽ですし頭もつかいません、なによりも責任分散されることでストレスからも開放されますし
「みんなとやっている」という一種の統率感も得られます。
しかし「みんなもやっている」という安心感は、やもすればその行動や判断が正しいのかどうか
という判断を鈍らせてしまいます。

特にある目的をもった集団になってしまうと最後は集団極性化といって
「リスク」を恐れないようになるか(リスキーシフト)より慎重になるか(コーシャスシフト)の
どちらかに落ち着くと言われています。
(参考リンク:集団極性化)
http://www.1-ski.net/archives/000207.html

オウム真理教事件、ちょいと古いですが連合赤軍リンチ事件は冒険的かつ危険な決定である
リスキーシフトが内にも外にも向けられた集団の実例であると言えるでしょう。
集団の規模が大きくなり国家を巻き込んだものが「ナチス」や「大日本帝国」の行った愚になります。

宗教や政治的な意義というのはあくまで極性化の課程で選ばれた「ツール」でしかありません。

野田氏は証言しています。
「ダミーサークルを作って、そこで信頼関係を構築してから、その後でアーレフということを明かします」

是か非かではなく、何を与えたか、得られたかによって信頼関係を構築して
取り込んでいく。ビジネスにも通じる手法ですね。
結局、人間の判断というのはその場の「損得」感情に支配されがちですから、こういった半分ダマシ的
な手法でも勧誘はできるわけです。

似たようなことが日蓮正宗のネットサークルでも行われています。
自殺者救済のサイト・護国系のブログ・アンチ創価のサークル

「宗教」であることを隠したままネット上で「信頼関係」から信徒を取り込もうとしている宗教団体は
なにもアーレフだけではありません。

しかしリスキーシフトを取っている集団の末路は似たり寄ったりです。問題を起こし自滅します。
なぜ堂々と「日蓮正宗です」とまず言えないのか。最初から後ろ向きなのです。

ところで、記事を読んで初めてきがついたのですが野田氏は
「革命か戦争か―オウムはグローバル資本主義への警鐘だった」という本を出している
のですね。

これについてはまた別で記事を書きたいとおもいます。

↓正体を隠したネット勧誘にご注意ください。
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